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松竹の映画プロデューサー・石塚慶生さまから推薦文を頂きました!
推薦文

先日見たマーベル映画『エターナルズ』は地球上に生きる人々の人種、LGBTQ、障害、アルツハイマー的な表現にも踏み込んでいる驚くべき進歩的な作品だった。監督は中国出身の女性クロエ・ジャオ。その作品を見た直後に、この戯曲『エアスイミング』を吉村氏から渡された。監禁された女性二人の(ある意味)如才無い日常生活を50年に及んで見つめる壮大な物語。エターナルズの世界線と通じる、とんでもない戯曲だと感じた。
その作品に今までアニメ作品の脚本を多く手掛けてきた齢59歳の吉村元希と、52歳の大ベテラン俳優の渡辺梓が挑むという。既に始まっていた稽古に立ち会うと、いつの間にか二人と同じ空気を吸っているような体験で、模索しながらも新しい創作に挑む姿に心打たれた。お二人の挑戦に敬意を表し、今回初めて演劇のプロデュースをお受けさせていただいた。この作品はきっと誰かに勇気を与えるに違いない。ぜひ目撃してください。

【石塚慶生 プロフィール】松竹プロデューサー
2003年に松竹に入社。プロデューサーとして『子ぎつねヘレン』、実写版『ゲゲゲの鬼太郎』(二作)、『はじまりのみち』、『日々ロック』、『植物図鑑』、『ディストラクション・ベイビーズ』、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などを手掛ける。『わが母の記』はモントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリ、日本アカデミー賞の12部門で優秀賞を受賞。同作品で、プロデューサーとして藤本賞・奨励賞を受賞。

2021年12月22日~26日
アトリエ戯曲組
渡辺梓×吉村元希

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